徒然雑記
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小さな環境保護活動 うちの近所に大きなクヌギの木が生えている。 高さは20メートル以上、樹齢は50〜60年ぐらいだろうか、 5、60年前というとウチのような田舎ではまだ煮炊きは当然まきであったと思う。 おそらく薪炭用に誰かが植えたのだと思うが30年もたてばある程度の大きさになる。 この木が大きくなる頃にはプロパンガスが普及しその必要性は薄れ、野放しになって育っていたものと思われる。 秋になるとその木の下にはどんぐりがたくさん落ちる。 毎年、娘と一緒にその木の実を拾いに行くのを楽しみにしている。 100個以上は落ちているだろうか。 なるべく綺麗なものを拾ってきて並べて遊んでいる。 去年、拾ってきたものの一部から根が生えてきていた。 何年か前だが、酒のつまみで買って来た銀杏を食べるのを忘れてビンに入れてフタをしておいたら中に水蒸気がたまり、その水分の為か芽が出てきた。面白かったので鉢や庭に植えておいたらすくすくと育っていい感じになってきたのを思い出し 「すごい生命力、このどんぐりも植えたら来年の春、芽が出てくるかな」と思いつつ、娘と一緒に植えてみることにした。 バケツに水をはり、1回どんぐりを水に沈める。浮いてきたものは虫食いなどで中に空気があり発芽しない。よい実だけを30個ほど集め 鉢に腐葉土を入れ深さ3センチほどの穴をあけ、どんぐりを横向きにして植える。 冬場も風雪の当たる戸外に出しっぱなしにしておき、ほとんど放置状態にしておいた。 そうしたら今年の春、見事芽が出てきた。 5歳になった娘は大喜びで毎日水をやっている。 当然、雨の日も水をやっている(笑) おそらくトトロのめいちゃんになった気分なのだろう。 これらを来年になったら家の庭にうえようかと思っている。 植えきれない分はどこかのハゲ山にこっそり植林でもしようかと思っている。 さして自慢できるものでもないが、 これが私が実行している小さな環境保護活動の一つである。 近年、サトウキビやトウモロコシを使ったバイオ燃料というものが普及しつつある。 植物の中にある炭素と空気中の酸素が化学反応を起こしてその時に出る熱エネルギー(膨張エネルギー)を利用して自動車なりオートバイは動く、その時に出た不要物が二酸化炭素と水な訳だが、植物は成長する過程で二酸化炭素と水を必要とし、これを自らの体に取りこむ事により大きくなってゆく。 石油などの化石燃料を利用せず このバイオ燃料の循環だけなら空気中の二酸化炭素は増えない計算になる。 ならば樹木も同じで、木材を燃料とするまきストーブなどを使えば空気中の二酸化炭素は増えない計算になる 当然使った分は自らの手で植林しなければこのサイクルは成り立たないし、 循環のサイクルも1年で育つトウモロコシなどに比べれば長くなるが、 何もしないより100倍ぐらいましであると考える。 まき燃料を使わなくても、取りあえず木を植えれば二酸化炭素を吸収するので 環境の事を考えるなら、まず植林するのが一番いいと考える。 園芸屋さんに行って好きな木の苗木を買って来て植えるのもいいし 山でどんぐりを拾ってきて植えてみるのもいい しかし、エコというのはなるべくお金をかけずに楽しみながら自分の身近に出来る範囲でやるのが好ましいと考える。 だから、それぞれの生活の中で出来る事をすればいい 節電でもゴミの分別でも、車に乗らない日を作る、でも何でもいい 小さな事でも自ら考えて行動する事が大切だ。 個々の小さな環境保護活動でもそれが集まればやがて大きな環境保護につながるのだから 徒然書 2007/6/23 AQ |
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