徒然雑記



ガソリン高騰を乗り切れ

2007/5月から2008/4月の暫定税率復活前までに
私個人が自分の車で使ったガソリンを領収書をかき集めて計算してみたら
1496リットルだった
価格の乱高下あったにせよ平均価格を135円で計算しても20万円ほどになる。

5月、6月、7月と価格は上がり続け
2008/7月現在の価格が175円ぐらい
この価格を維持したとしても、同じ量のガソリンを使ったとして
来年度の負担は約26万円となり
6万円程増える計算になる。

この負担を吸収するにはどうすればいいか、あれこれ考えた
車を小型で低燃費なものに買い替えるという事を少し考えてみた。


まず、今後10年間ガソリンが175円で推移した場合と200円になった場合では
維持費用がどのようになるのか計算をしてみた。
現在2000ccのミニバンに乗っているが燃費は1リットルで11キロぐらい
11キロ×1496リットル=16456キロ
1年の走行距離が16456キロと仮定

以降10年乗ったとして
ガソリン代 車検代 消耗品代 自動車税
175円の場合
260万円

1年26万円×10年
--------------
200円の場合
299.2万円

1年29.92万円×10年
50万円

2年ごと全5回
(1回10万円×5回)
15万円

安く見積もって最低限の交換
タイヤ、ブレーキパッド、
バッテリーATオイル、
ブレーキオイルなど
10年で各1回の交換
エンジンオイル1年に1回交換
の計算
その他の消耗品等
39.5万円

排気量〜2000cc
39500円×10年
 175円の場合 合計364.5万円
200円の場合 合計403.7万円

もし660ccの軽自動車に買い替えたとして、新車購入費用を150万円、燃費は1リットルで20キロ走ると仮定して以降10年乗った場合
ガソリン代 車検代 消耗品代 軽自動車税
175円の場合
144万円


16456キロ走る為に
必要なガソリン
16456/20=822.8リットル
822.8リットルの金額は
14万4千円
14万4千円×10年

---------------
200円の場合
164.6万円

16万4.6千円×10年

24万円

3年以降2年ごと全4回
(1回6万円×4回)
10万円

安く見積もって最低限の交換
タイヤ、ブレーキパッド、
バッテリーATオイル、
ブレーキオイルなど
10年で各1回の交換
エンジンオイル1年に1回交換
の計算
その他の消耗品等
7.2万円

排気量〜660cc
7200円×10年
175円の場合 合計335.2万円
200円の場合 合計355.8万円

上記表からも分かる通り今すぐ買い換えて、10年乗れば175円で推移した場合、約30万円ほど節約となる計算になる。200円の場合なら約50万円もの差になる。
下取り費用は含まれていないので下取り費用や保険料の差額まで計算に入れれば、もう少し早い段階で追いつく計算になる。

但しこれは上策と言えるかどうかは分からない。いずれにしてもプラスに持っていくには5年以上はかかると思われそれまでには、各自動車メーカーではガソリン価格高騰により、ハイブリッドカーや電気自動車を積極的に開発投入しようとしている。
4年か5年待って車種も増え性能も向上したハイブリッドカーや電気自動車を購入した方がいいかもしれない。

ある雑誌を読んでいたら、軽自動車の税金(軽自動車税)が普通車に比べ安すぎるという議論もあるようで、今後上がるという可能性もありそれも頭の隅に置いておいた方がいいかもしれない。確かに上記表を見ても自動車税だけで32万円も差が出る。

また、車を買い替えても排気量に大きな違いがなければ効果は薄い。
2000ccの車に乗っていた人が1500ccの車に替えても、10年ではプラスにならない。

ならば今の車に乗りつづけて、エコな運転を心がけしばらく様子を見た方がいいかもしれない。

急発進、急加速、急ブレーキは厳禁、
特にエネルギーを激しく消費するのは発進の時だ、止まっている重量物を動かすのには莫大なエネルギーが必要である、宇宙ロケットだって、地球を飛び立つ時には積載燃料の9割以上を使ってしまう。ちょっと極端な話しだが...
車も同じである。

ただ、1リットルで10キロ走る車がエコ運転で11〜12にはなっても14とか15にはならない。
乗らないで過ごせれるのであれば、そんないい事はないのだがそうはいかない。

結局のところ乗る頻度を少なくするとか計画的な運転をする。
というのが上策であるように感じる。
使用するガソリンの量を年間1000リットル程度に減らせば20万円でおさまる(175円の場合)
いきなりでは無理かもしれないが、努力する価値はある。
走行距離が縮まれば消耗部品もある程度長持ちしメンテナンス費用も縮小する。
つけ加えれば環境にもやさしい。

そういう結論に至った。

例えば今まででも私用の場合、1件の用事では車に乗るのをなるべく控えていた。
何か用事を作り2件以上の用事で車に乗るようにしていた。
これからは急用でない限り、3件以上の用事で車に乗ろうと考えている。


結局一般庶民はみんな同じ様な事を考えているようである。

最近、小さな工場の駐車場の木陰などで昼時にパラソル立てて弁当食べている町工場のおじちゃんやおばちゃんをよく見かけるようになった。
多分今まではお昼ご飯食べに家に帰っていたんだと思うが、ガソリン代の高騰で、
昼の休憩で家に帰るよりも駐車場で食べた方が安く済むという事か。

また、高速道路を走っていても、数年前に比べて車の数が少なくなったように感じる。
5年や10年前なら東名高速は前後トラックに挟まれて寿司詰め状態で走っていたような気がするが、最近はそうでもない。

9月以降北京オリンピックも終了し中国バブルが多少なりとも沈静化して
ガソリン価格も150円〜170円代で推移するという見方もある。
その逆もあり、投機マネーがもっと激しくなり200円を越えるというような可能性もある。

そうした場合、国民一人一人が真剣に政治の役目を考えるようになり、
国の仕組みが大きく変わり得るかもしれない。



徒然書 2008/7/13 AQ


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